先日、少し遅い夏休みをいただいて、大阪から名古屋経由で、飛弾高山と富山に旅行に行って来ました。
 このうち、飛騨高山は2回目でしたが、富山は初めてでした。何故富山かと申しますと、私は富山以外の全ての都道府県を旅していて、唯一残ったラストピースである富山に行く機会を伺っていたからです。
 正確には、修学旅行のときに富山の黒部渓谷に立ち寄っているのですが、クラスメート達と騒いでいた記憶しか残っていません。したがって、幼少の頃に両親に連れられたとか、修学旅行のようなイベント的な旅行は除いたもので、それなりに自分の足で訪ねた土地だけで数えた結果ですから、我ながらよく出掛けたものだと思います。

 さて、富山と言えば寒ブリ、白エビ、紅ズワイガニなどの海の幸が有名で、地元の魚を集めたお寿司はとても美味しかったです。そい、アンカン、福来魚…珍しいネタが満載でした。全体的に白身系で、寒い地方のイメージ通り、身がキュッと締まっているネタが多かったですが、特に白エビの上品でマイルドな甘みは最高に美味でした。体長7センチメートル程の白エビは、その美味しさだけてなく、薄いピンク色をしていて、見た目も綺麗なので、「富山湾の宝石」と呼ばれているそうです。とても気に入ったので、帰りにも「白エビ寿し」の駅弁を買いましたが、今まで食べたことがないエビのまろやかさでした。
 また、富山名物といえば、富山ブラックラーメンもかなり有名です。「真っ黒な見た目が凄くて、しょっぱさにも驚くが、やみつきになる」という触れ込みでしたが…基本的にご飯のおかずとして考案されただけあって、本当にしょっぱい味付けでした。これは、だしの薄味に慣れた関西の人間にはちょっと馴染めないように感じました。

     

    
 

 富山は、現在、2015年開通予定の北陸新幹線の駅舎工事中で、駅前が大きく生まれ変わろうとしています。やはり、新幹線開通は悲願だったようで、とても活気を感じましたが、もともと都市再開発がうまく進んでいる都市で、インフラの充実が際立って目を惹きます。2006年開業の未来型車両の富山ライトレールは、富山駅から富山湾までを結んでいて、ポート(港)とトラム(電車)を組み合わせた「ポートラム」の愛称で親しまれているのですが、そのスタイリッシュなデザインから、鉄道ファンが選ぶブルーリボン賞を受賞しました。車内が広くて、窓が大きく開放的です。バリアフリーが充実していて、段差がなく、座席に座ると低い目線から滑るように移ろいゆく車窓が魅力的です。
 電車によっては、綺麗なお姉さんがガイドとして乗車し、観光案内やお年寄りの乗降の手伝いなどをしてくれます。

 
 

 また、2009年開業の路面電車環状線「セントラム」(こちらはセントラル(町の中心)とトラム(電車)の造語らしいです)も、路面電車とは思えないデザインに加えて、白、黒、銀色の色使いが重厚で、街並みを颯爽と走る様は、町のシンボルになっています。県庁や富山城など町の中心を20分で一周してくれるため、機能性も抜群で、はとバスのように、200円の均一料金で手軽に富山の街並みを満喫できました。地元大阪だけでなく、函館、京都、広島、高知、松山、長崎、鹿児島…これまで、たくさんの街で、様々な路面電車を見て、乗車して来ましたが、路面電車としては最高にカッコ良くて、非常に楽しむことができました。

 帰路はサンダーバードを使いましたが、先程の北陸新幹線が開通すると、現在の大阪~富山間のサンダーバードはなくなり、金沢止まりになるそうです。したがって、間もなくなくなる富山発のサンダーバードに乗れたのは良かったです。
 今回、いろいろな発見があり、とても充実していて、ラストピースが富山で良かったと思いました。富山からは、地方の底力を感じました。

 さて、日本を巡る旅もこれから二順目になるというところでしょうか。
 私は、北海道の宗谷岬(日本最北端)、納沙布岬(日本最東端)、礼文島、利尻島などの離島や、与那国島(日本最西端)、波照間島(有人日本最南端)など沖縄の各離島も、以前2~3週間ずつ時間をかけて、結構しっかりと訪れたことがありますが、それらの地域も大分変わっているところがあるでしょうから、今後も楽しみは尽きないです。